大喜利トーナメントライブ「大喜利渋谷杯」を配信で見ました。
主催はR-1グランプリ2021・2022ファイナリストで、人気大喜利ライブ「大喜利千景」の主催でもある寺田寛明さん。
今回はイベント公募プログラム「渋谷渦渦」の採択企画ということで、東京カルチャーカルチャー開催、賞金が優勝5万円・準優勝3万円、さらに優秀回答を出した2名に「ホームラン賞」1万円とかなり大規模。
事前にWeb予選を勝ち上がった60名とゲストの芸人さんが争うのですが、この予選を通過したメンバー、アマチュア大喜利会でその名を轟かせる猛者や有名ハガキ職人、デイリーポータルZやオモコロといった人気サイトのライターが並ぶ。さらによく見ると関西の大喜利プレイヤーも。
実は予選に回答を送ろうか迷った末に、東京の重点措置が明けていないことから参加を見送ったのですが、もし通過できたとしてこのメンバーと戦うとなると壮絶なことになったろうなと感じました。
予選勝ち上がり組をさらに絞り込む第1回戦、その想像通りレベルの高い回答が次々と飛び出す。さらに準決勝からは招待枠の芸人さんも参加。個性的なキャラがぶつかり合う大乱戦に。
そんな凄まじい戦いを一人司会で回し続ける寺田さんと、負けじと力強く笑ったりツッコんだりする実況のモグライダー芝さん（第1回戦）・赤もみじ村田さん（準決勝）・きしたかの高野さん（準決勝・決勝）。ダレることなくずっと盛り上がっていたのは進行のみなさんの力もあったと思います。
そして決勝最後のお題、「皆様にはゲームをしていただきます。今日この東京カルチャーカルチャーから帰ることができるのはただ一人、さあどうしますか？」がすごかった。出場者やそれまでの回答・発言をイジるだけでなく、会場にいない大喜利プレイヤーの名前までバンバン飛び交う。それに会場が大爆笑する。どんな客層だよ！
ママタルト・檜原さん「なんかよ、大喜利やってるとよ…久々に会ったら激ヤセしてる奴がいるんだよ…！ステイゴールドさん、店長さん、宇多川どどどさん、何か法則があるはず…！」
寺田さん「ないよ（笑）、ない！頑張った人がやせてっただけ！」
優勝は大久保八億さん。安定感と爆発力を併せ持つ答えを連発して圧巻の優勝。「空耳アワーみたいな先生」で洋楽の歌詞風の回答が並ぶ中、安齋さんに目を付けた回答がツボに入りました。
準優勝はぺるともさん。アマチュアながら自身の名前が付いたライブを開かれるほどの実力者がきっちり爪跡を残した形に。強いわー！
個人的に印象に残ったのはアマチュア大喜利界を描いた漫画『キッドアイラック』の作者である長田さん。お題を捉えた回答にうまい絵が重なると破壊力がすごい。
4時間にも渡る熱戦、見応え十分でした。ツイキャスでアーカイブが配信中（配信期限：4月3日）なのでぜひご覧ください。これで1000円は格安ですよ。
