戦2023・大喜利団体対抗戦で優勝しました

レポート・感想

タイトルの通りですが、7月に大阪で開催された「戦2023・大喜利団体対抗戦」でナカノAtoZチームとして優勝しました!!!!!!!!!!

で、「うわー、優勝したわー」と余韻に浸っている間に1ヶ月経ってしまったので、忘れないうちに当日思ってたことなどを書いておきます。

予選・本戦

予選の点取り合戦、「ここを抜けたらデカい」とチーム内のDMで話題になるほど東西の強豪が揃うブロック。
そんな中ここでは主催のナカノさんが文章・画像お題をきっちりと取り、得点が倍になる親番も制するという頼もしすぎるスタートを切る。下剋上チャンスで解の会が逆転するも2位通過。

勝ち抜き形式の本戦は手汗さんが大活躍。特にファイナルエースさんとのタイマン勝負、花火お題で『若者のすべて』を軸にした被せ合戦は、回答が出るたび袖でひっくり返りながら見ていました。

一方僕はというと、予選はめちゃくちゃスベってるというわけではないものの、点数に結びつくほどのウケを取ることはできなかった。

本戦で先鋒として挑んだお題は「クールポコのネタは『餅をつく』と『痛いところをつく』をかけているそうです。このようなお笑いネタの裏設定を教えてください」というややトリッキーなもの。

うまいこと言う系か?と思い「アルゴリズムたいそうってその場から動きませんよね?…『いつもここから』!」と出したが反応は重い。

周りがすっとんだ回答でウケているので方向転換。慌てて「とりあえずレッドカーペット芸人あたりを思い浮かべるか…」と思っても脳内に浮かぶのは濃いぼかしがかかったレッドカーペットのセットという有様だった。

イメージ図。権利関係とかではなくマジでこんな感じだった

決勝前

決勝前の休憩時間。正直、これまでの結果を受けて「俺が活躍できず、ナカノさん・手汗さんが頑張って優勝できても喜べるか?」とクセのネガティブ思考が出てきた。普段はこれで押しつぶされそうになるところ、今回は「決勝で活躍したら全員見せ場できて優勝じゃん、最強だぞ」という自分もちょっとだけいてどうにかメンタルを保っていた。

そんな中、二つのとあるセリフが思い浮かんだ。


まず一つ目。今回の戦は全体的にエヴァンゲリオンをオマージュしていて、大会オープニングにはこんなセリフがあった(うろ覚えなので微妙に言い回しは違いますが)。

「お題の前では、経歴など関係ない。みな新人だ。」

「シンジン、オオギリに乗れ。」

碇ゲンドウに扮した不治ゲルゲさんの後ろでこの文字が出た瞬間、会場が爆笑に包まれた。

もう一つ、最近見た『【推しの子】』。

新生B小町の初舞台、元子役のかなが「経験豊富な自分がどうにかしないと」というプレッシャーを抱える中、ルビーの一言で自信を取り戻す。

そして「私は新人、新人アイドル・有馬かな。」と決意してステージに上がる。


この二つがオーバーラップして一つに合わさった。

あ、そうだ。俺今日新人だったわ。こっから上がってくんだ。

かくして、少しばかり気が楽になった僕はこう念じながら決勝の舞台に上がった。

「私はシンジン。新人大喜利プレイヤー・本塁MAX。」

決勝

決勝の対戦相手は30歳以上のプレイヤーによる大喜利大会「MASTER=PIECE」。関東のベテランプレイヤーが揃う強豪チーム。ドレスコードがある大会ということで、スーツ姿が印象的。(司会の二人からは「法事の集まり」「有望な同僚を若くして亡くした」とイジられてたけど)

再び先鋒として席に座る。初戦のお題が出る。

お題:犯罪が今の100倍になった世界でのほっこりニュース

ほっこりニュース…動物、ご長寿のおじいちゃんおばあちゃん、小学校の行事、ハプニング映像あたりか。動物だと動物園に赤ちゃんが生まれたとか、「きょうのわんこ」あたりも使えそうだな。で、犯罪がめちゃくちゃ多いってことは軽犯罪あたりはおもしろとして扱えちゃうんじゃないか?

さっきまでの不調がウソのように、お題を見た瞬間これくらい思考を働かせることができた。スポーツ選手が言うところの「ゾーン」かもしれない。一答目を出す。

「さあ続いては、『きょうの軽犯罪』!」

なかなかの笑いを取れた。オッケー、まだ俺戦える。二答目。

「続いてはハプニング映像です。『うっかりコンビニ強盗、8人同時にバッタリ!?』」

今日の自分の回答で一番のウケ。手ごたえ十分。
「行ける」と確信できた。


その後もかなり冷静に考えながら試合を進めることができ、終わってみれば2勝して相手の副将まで出すことができた。最後は手汗さんが決め、優勝。

勝利者インタビューでは、ナカノさんが常々言ってきたキャッチコピーを最後に口にした。

「広島から全国へ、ナカノAtoZでした!」

橋本さんは「一人目で締めるの!?」とツッコんでましたが、個人的にはこれでエンディングでも全く問題なかったです。

その後

打ち上げがあったのですが、次の日が仕事のため残念ながら新幹線へ。もう自分にご褒美をあげてもいいだろうと初めてグリーン車を取り、ステーキ入りのいい駅弁を買い、ホームでサーティワンアイスクリームの自販機を見つけてポッピングシャワーを衝動買いした。

2013年12月、大喜利天下一武道会の大阪予選から始まった自分のアマチュア大喜利。10年目にしてチームメイトの助けも得ながらでかい大会での優勝を勝ち取れました。ここがゴールではないけれども、ここまでがひとまず「第1期」だとするとなかなかのハッピーエンドで良かったなあと思っております。


そして、ここからは第2期が始まります。まずは9月の大喜る人たちトーナメント2023大阪予選。

300人以上参加の超ビッグマッチなので今から非常にワクワクしています。次は個人戦だ!